ヤマダ電機の「最下位」に納得

雑誌「日経ビジネス」の家電量販店顧客満足度ランキング記事のコピーを配布していたとして、ヤマダ電機(以下、ヤマダ)がケーズデンキ(以下、ケーズ)を営業妨害で提訴したそうな。(最下部に引用記事)
記事を読む限り、これはヤマダに勝ち目はないような…。ケーズがコピー内容を改竄したというなら話は別だが、雑誌として世に出てしまっているものの複製を蒔かれて営業妨害だと騒ぐのはいささか苦しい主張だ。
…というよりも、日経BP社の方が著作権法違反(複製の無断頒布)でケーズを訴えることができる事例だろう。
それにしても、ヤマダの顧客満足度が14社中で最下位とは納得である。
売上高では全国トップのヤマダだが、少なくても札幌においてはヨドバシカメラの一人勝ちというのが個人的な感覚だ。ヤマダは札幌市内に9店舗を展開しているが、いつ、どの店舗に行っても閑散とした印象しかない。
ヤマダの札幌進出時から現在まで一貫した個人的主観だが、そもそもヤマダ店員の接客態度に“やる気”が感じられないのだ。商品知識も乏しく、そのくせ客を見下している空気がある。ヨドバシとは社員教育の質が根本的に違うのか、あるいは店舗数の拡大に躍起で教育が追いついていないのか。
こんなことでライバルを訴えるより、他にすべきことがあるのではないだろうか。
記事配布「営業妨害」、ヤマダ電機がケーズ提訴
家電量販店大手のヤマダ電機(群馬県高崎市)が、消費者満足度ランキングに関する雑誌記事コピーの配布によって営業を妨害されたとして、「ケーズデンキ」を展開するケーズホールディングス(水戸市)を相手取り、5,500万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こしたことがわかった。
ケーズ側は21日の第1回口頭弁論で争う姿勢を示した。
問題となったのは、2010年7月に「日経ビジネス」に掲載された特集記事。アフターサービスの満足度に関するアンケート調査で、ケーズデンキが1位だったのに対し、ヤマダ電機は14社中の最下位とされた。
ヤマダ電機は訴状で、ケーズ側が同年8月から1年間、店舗を訪れた客にこの記事のコピーを配布したと主張。「ヤマダ電機のサービスが著しく劣っていると誤認させるもので違法だ」などとしている。
ケーズホールディングスは「記事コピーの配布は問題ないと考えており、全面的に争う」としている。
(読売新聞 2012.11.22)
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カテゴリ : 時事社会