堕ちた豪腕の「舐痔得車」

かつては「豪腕」の異名を持ち、「政治の中心に小沢あり」とまで言わしめたスクラップ&ビルダーも、ついに落ちるところまで落ちたようだ。
小沢一郎率いる「生活の党」は先の総選挙で議席を減らし、衆参合わせた国会議員が4人となり政党要件を失った。このままでは来年の政党交付金がゼロとなるため、一時は無所属の盟友・亀井静香を引き込んでの政党復活を画策するも「バカにするな」と固辞された(一部報道)という。
そんな中で小沢は、電撃的に「あの」山本太郎参院議員を入党させた。それに際して党名まで変更したその名称は…
「生活の党と山本太郎となかまたち」
いやはや…なんとも雇用主(国民)をバカにした党名だが、1月1日時点の議員数によって億単位の政党交付金が国庫から支出されるかどうかの瀬戸際だったとはいえ、党首でもない個人名を党名に入れてしまうという愚挙に出た。
おそらく山本の意向(条件)を汲んでのことだろうが、国民の大多数は「そこまでするか」と呆れていることだろう。小沢のスローガンは「国民の生活が第一」だったはずだが、結局は「自分の生活が第一」だったようだ。
山本にしても同様で、懐に巨額のカネが入り、政党名として大っぴらに名前を売ることができる「一挙両得」だったのだろう。とはいえ、さすがにこのネーミングはふざけすぎで、彼の精神年齢の低さを見事に体現してしまっている。
それに、「なかまたち」とはいったい誰のことなのだろう…。他の議員は「生活の党」にカテゴライズされるのだから、考えられるとすれば支援者である「中核派」のことだろうか…。
と勘ぐられるのだから、せめて 「やまも党」 にすれば良かったのに…。
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カテゴリ : 政治選挙