弱い犬ほどよく吠える

問題教授が、またおかしなことを始めた。
いわゆる「従軍慰安婦」に関する記事を創作・捏造した朝日新聞の植村隆元記者が非常勤講師として勤める北星学園大に、「植村氏を辞めさせなければ爆弾を仕掛ける」という主旨の脅迫状が届いた問題で、大学教授などを中心とする左翼団体「負けるな北星!の会」を設立したのだという。
昨日は、会の幹部的な役割なのであろう法政大の山口二郎教授が中心となって記者会見を開き、彼らと思想を共にする北海道新聞は「言論テロに屈するな」という見出しで報じた。元北海道大学の山口教授は、リベラルを通り越して極左の域に達している有名人だが、本当にこういう活動だけは熱心だ。
まず誤解のないように断っておくが、理由はどうあれ暴力を背景とした脅迫は許されるものではなく、この犯人は厳しく糾弾されなければならない。とはいえ、特に何をするわけでもないのに団体まで作り、「言論の自由を守れ!」「脅しには屈しない!」と叫ぶだけでは、おそらく何の共感も得られまい。
本当のテロや暴力は論外だが、そもそもの発端は植村氏の捏造記事であり、これによって国家も国民も長らく大きなダメージを受けた。朝日新聞の記事こそが日本国(民)に対する「言論テロ」であり、教授らはこの言葉の使い方を根本的に履き違えている。
また、「脅しには屈しない」と息巻きながらも、会は事務所の所在を公開せず、連絡手段はメールやネットFAX、郵便局留めなのだそうだ。この時点で「屈してます」と言っているような言動不一致である。思わず「電柱の陰から嫌いな相手に石を投げつけている子供」を想像してしまった。
本当に戦う気があるのなら、まずは己が正々堂々とした立ち居振る舞いをすべきだろう。私もこのブログでかなり政治的かつ過激な発信を続けているが、名前や顔はもちろん、自宅住所や携帯番号すらもウェブサイト上に晒しているのだ。
「弱い犬が集団となり、よく吠える」だけでは、世間からは「また左翼か」と蔑まれるだけですよ、山口教授。
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カテゴリ : 時事社会