審判@札幌ドーム

「ファイターズジュニア王座決定戦2014」 準決勝 第1試合より
仕事や他の予定が入らない限り、少年野球審判に勤しむ毎週末。加えて今年は道新スポーツ主催の社会人野球リーグ(朝野球)に駆り出される機会も多く、8月(本日時点)に裁いた試合数はすでに30を超えた。
毎度のことなので、いちいちこのブログで「○○で審判をした」などという報告はしていないが、今回は特例ということで…。
北海道日本ハムファイターズ球団が「北海道の野球少年たちのために」と、07年より開始した「ファイターズジュニア王座決定戦」。道内全域700超の少年野球チームが14ブロックの予選大会に参加し、決勝トーナメントを札幌ドームで、プロ野球と同様の演出(スコアボードや場内アナウンス)により行う大会である。
私は準決勝の第2試合を割り当てられ、木の花ブラックジャガーズ〈札幌支部〉vs岩見沢東ブラックベアーズ〈空知支部〉の試合に参加した。

北海道のアマチュア野球の聖地が「円山球場」であることは揺るぎないのだが、「プロ球団の常用球場」である札幌ドームの電光掲示板にこうして自分の名前が載るのも、円山とはまた別の感覚があって気分がいいものだ。
また、ここまで勝ち抜いてきたチーム同士の試合になるとピッチャーの投球速は110km/hを超え、中学生と遜色ないプレーレベルである。
ファイターズが「レジェンドシリーズ」と銘打った西武ライオンズ戦の真っ只中なので、それに合わせるように第1試合の開始が午前7時という強行軍だった。選手や応援団もさぞ早起きしたことだろう。
高校野球のように一般客が観戦することはなく、各チームの応援団がベンチ上方に陣取るだけだったが、それでもプロ野球さながらの「鳴り物応援」は、音が逃げないドーム球場においてはかなりの音量である。
これが数万人にもなるプロ野球では、どれほどの集中力が求められているのだろうか。ゴルフやテニスなどの試合では咳払いすら許されないというのに…。
ともあれ、アマチュア審判員ではなかなか経験できない球場ということで今回は札幌ドームをネタにしたが、やはり野球というスポーツはお天道様の下でやるのがいちばん…と改めて実感した次第。
今シーズンも残り2ヶ月、頑張りまっせ

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カテゴリ : 野球審判