フェミニストたちの沈黙

日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部長を務める橋本聖子参院議員(49)が、ソチ冬季五輪の閉会式後に選手村で開かれた打ち上げパーティーの酒席でフィギュアスケート男子の高橋大輔選手(28)にキスを強要したと、昨日発売の週刊文春が報じたそうな。
ちなみに、その現場写真がこちら【グロ注意】。本記事の冒頭画像にしようかとも考えたが、あまりに気持ち悪いのでリンクにし、冒頭はイメージ画像にした。
橋本氏は「キスを強制した事実はない」と、高橋選手のマネジメント担当者も「高橋にパワハラやセクハラを受けたという認識はない」とコメントしたようだが、そうコメントする以外にない…というのが実のところだろう。
それはともかく、両者の力関係を考えれば世論に「セクハラ」「パワハラ」「無理チュー」と断じられても仕方ないが、橋本氏の家族はどんな思いでこのニュースを目の当たりにしたのだろうか。
そして、JOC関係者の「その程度のこと」という認識も時代を錯誤していないか。もし、東京五輪組織委員会会長である森喜朗が浅田真央に同様のことをすれば日本中が蜂の巣を突いたような大騒ぎになったはずで、全ての公職の辞任に追い込まれるだろうことは火を見るより明らかだ。(段落敬称略)
普段から「男女平等!」「女性差別反対!」「セクハラ許すまじ!」などと狂ったように叫んでいるフェミニスト軍団が、今回は不思議なほどに沈黙している。男女平等を是とするならば、今回の騒動でも声を上げて然るべきだが、加害者が女性であることは「不都合な真実」なのだろうか。
つまり、フェミニストの意識など、その程度なのだ。「男社会で虐げられている」という被害妄想ばかりが大きくなり、主張論理が破綻していることにも気付かず、批判のための批判にしかなっていないのが常である。
また、「日本は、他の先進国に比べて女性議員が極端に少ない」という論法も得意としているが、男女問わず機会の平等は保証されており、女性が立候補しないだけである。それを、あたかも「日本社会が女性を排除している」かのような論旨で批判しているのには呆れるほかない。
「差別」の本質を突く批判であれば支持もされるのだろうが、何でも差別に結びつけるフェミニストたちの戯言は、もはやマスターベーションでしかない。今回のような時にも、いつものように「セクハラ許すまじ!」と叫んでみろよ…。
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カテゴリ : 時事社会