敵の失態は「蜜の味」か

「修整写真」が掲載された毎日新聞 (5月30日付)
本日の毎日新聞によると、昨日(30日)の北海道版1面に掲載された大空町のシバザクラの写真は、一部修整された画像を誤って掲載したものとして紙面で謝罪をしている。修整内容は、撮影者の影を消したものだという。
一つのものを二つにしたというならともかく、新聞では影を消すぐらいの修整も許されないものなのか。少なくてもグラフィックデザイン業界では画像修整など日常茶飯事…というより、撮ったままで使用することは「あり得ない」のだが…。
確かに「報道写真」である以上、たとえ影の消去でも「真実ではない写真」ということになるのかも知れない。しかし、「3大全国紙」の一角で毎日新聞のライバルでもある朝日新聞がこれを報じたことに、「お前が言うな」と違和感を感じた人は少なくないのでは…。
「世紀の虚偽報道」で知られる新聞社でも、同業他者の失態は速報するようだ。それが「嬉々として」なのか「報道機関の義務として」なのかは分からないが…。

よりによって、この画像で「ジャーナリスト宣言」するとは…
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カテゴリ : 時事社会