日本の免許は一億総「カモ」

運転免許証の期限が今月7日に迫る中、それまでに更新手続きができる日が今日限りだったため、運転免許試験場へ。予想通り大混雑だったが、いつもながらの流れ作業に感心するやら虚しさを感じるやら…。
私の講習区分は「違反講習」のため、手数料は計4,000円也。免許人口を考えると、これほど安定かつ莫大な収入源もないであろう日本の「更新ビジネス」だが、今日も「満員御礼ごっつぁんです」という雰囲気だった。
日本は免許取得後の更新手数料が世界でも突出して頻繁かつ高額なことで知られているが、それ以前に取得にかかる時間と費用もまた膨大だ。1ヶ月以上も教習所に通い、決められたコースを決められた通りに走るという、およそ実践とはかけ離れた訓練にクリアしなければ事実上取得できない制度が長らく続いているが、業界にとっては絶好の「カモ」なのだろう。
ちなみに、私の初めての運転免許証がこれ。

米フロリダ州の発行で、1986年(18歳時)に取得したのだが、かかった時間はなんと【1時間未満】である。内訳は学科試験が30分、実技試験として職員を同乗させて試験場の近所を走ること10分、発行手続きに10分という感じだった。費用は覚えていないが、日本円にして数千円もかからなかったはずだ。
運転の練習は、家族や友人のクルマを借り、公道ではない場所で練習しておくというのが一般的で、要は「走る・曲がる・止まる」がある程度できれば合格してしまうのだ。「これぞクルマ社会」とも言える免許取得制度で、役所も「これでひと儲けしよう」などという発想は微塵もない。
免許制度に限らぬ話だが、役人や天下り団体が国家を支配する事実上の「官僚制民主主義」が続く以上、われわれ庶民は何事においても「カモ」として搾取され続けていくことだろう。 嗚呼…
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