郷に入れば郷に従えよ…

2月24日投開票の大分市議選で当選した覆面プロレスラー、スカルリーパー・エイジ氏(44)が、議場での覆面着用を認めないとした市議会の決定に対して異議を唱えているそうな…。(最下部に引用記事)
ザ・グレート・サスケ(元岩手県議)などの前例を持ち出して「覆面レスラーは覆面が顔」と独自理論を展開しているようだが、これは同情できる話ではない。少なくても議会はプロレスのようなエンターテインメントではないうえ、議場での立場はレスラーではなく、あくまで市議会議員という「公人」なのだ。
こんなワガママを許せば、別人が議員になりすまして登庁・討議・採決することも可能になってしまうし、万が一、他の議員がドラえもんやアンパンマンの面を被って代表質問に立つことも許可しなければならなくなる。
そもそも、偽名(リングネーム)で、しかも顔を隠して選挙運動できること自体がおかしな話だが、議場での最低限の礼節である基本ルールも守れない人間を、市のルール(条例)を作る機関の一員にするべきではないだろう。
このような駄々っ子を当選させた市民もどうかと思うのだが…。
議場での覆面着用認めず=プロレスラー市議の対応で―大分市議会
大分市議会は6日、覆面プロレスラーのスカルリーパー・エイジ市議(44)が求めていた議場での覆面着用について協議し、本会議や委員会での着用を認めないことを決めた。病気などの理由を除き、帽子やコートの着用を禁じた市議会会議規則に抵触すると判断した。会派代表者会議の阿部剛四郎座長は「決定を順守し、素顔で本会議に出席してほしい」と話している。
これに対し、エイジ市議は「(他の自治体では)前例もあり、現職もいる。覆面レスラーは覆面が顔で、取れというのはおかしい」と語り、11日の議会開会日にも覆面で登庁する意向を示した。
(時事通信 2013.03.06)
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カテゴリ : 時事社会