嗚呼、かつて愛した三菱よ…

三菱車のリコール問題がまた話題になっている。(最下部に引用記事)
オイルシールの不具合(オイル漏れ)らしいが、いわば「汎用部品」の欠陥でリコール対象、しかも10車種176万台とはなぁ…。
かつて、オイルを撒き散らす2ストロークエンジンのバイクに乗っていたため、オイルは「減って当たり前の消耗品」ぐらいの認識でしかない自分にとっては、「その程度で(リコール)?」と思ってしまうのだが…。
あるトヨタ系ディーラーの整備士から「表面化しないだけで、他メーカーでも巧妙なリコール隠しは珍しくない」と聞いたことがある。その言葉の裏に「実はウチでも…」というニュアンスを感じなくもなかったのだが、さて…。
そして、実は自分も三菱車ユーザーだったりする。デザインに惚れて購入し、すでに走行12万キロ超だ。後に悪名高くなった直列4気筒のGDI(直噴)エンジンがメインだった車種だが、GDIを避けてV型6気筒にしたのが幸いした…のかどうかは分からないが、幸いにして深刻なトラブルなく走ってくれている。
ただ、三菱車の車種ラインナップを見る限り、かつての元気はすっかり影を潜めてしまったようだ。また、今回の件に限らず、企業体質も褒められたものではないようだし、次に買い替えるなら三菱は避けて…スバルだな(笑)
三菱自、オイル漏れ情報重視せず リコール消極的で異例の厳重注意
三菱自動車は19日、軽自動車でエンジンオイルが漏れる恐れがあるとして、2010年11月以降、通算4回目となるリコールを国土交通省に届けたと発表した。05年にオイル漏れに関する不具合情報を把握しながら重視せず、長期にわたり積極的にリコールをしなかったとする社内調査報告書も併せて提出。事態を重く見た国交省は同日、同社幹部を呼んで口頭で厳重注意するという異例の対応を取った。
三菱自は00年以降、リコール隠しがたびたび発覚。社会的批判を浴びてリコール制度の厳罰化につながった経緯があり、企業体質があらためて問われそうだ。国交省も悪質なケースとみて、道路運送車両法に基づき近く立ち入り検査する。
4回のリコール対象は「ミニキャブ」など計10車種、延べ約176万台。走行中にエンジンが止まるなどの影響が考えられるが、国交省によると、これまで事故やけが人の報告例はないという。
(産経新聞 2012.12.19)
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カテゴリ : 経済産業