永遠も半ばを過ぎた

フリーデザイナー兼カメラマンの苦言・放言・一家言

左翼メディアの「非国民」ぶり

2016/03/29(火)

メディアが国民に隠し、決して報じない安保法制 「賛成」 デモ


集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法が、本日午前0時に施行された。主に自衛隊法・国連平和維持活動協力法・周辺事態法・船舶検査活動法・武力攻撃事態法などが改正、国際平和支援法が新設された。

ここ最近、道新などの反体制メディアは連日のようにプロ市民を中心とする反対デモをひとつ残らず取り上げ、あたかも「国民の総意」のような印象操作をしているが、多くの国民は冷静である。(サイレント・マジョリティ)

一方、共産党や民進党(旧民主党)はもちろんのこと、社会の公器であるはずの新聞までもが安保法案を「戦争法」と言い換え、「戦争する国」「戦前回帰」という言葉で己のプロパガンダに利用してきた。

改正法の条文をきちんと読めば、本質は「反・戦争法」だということはサルでも分かりそうなものだが、デモに参加している面々は一行も読むことなく、イメージと感情論だけで反対を叫んでいるようである。(ノイジー・マイノリティ)

現在、日本は世界のほとんどの国と良好な関係を保っており、日本に敵対心を抱いているのは中国・韓国・北朝鮮の特亜3国だけである。また、この安保法の施行に反対している(脅威を感じている)のも、この3ヶ国くらいのものだ。

これらの国が日本を侵略してきた場合、自衛隊は国と国民を守るために「個別的自衛権」の発動、つまり防衛という名の「戦争」をすることになるのだが、これについてはプロ市民たちも左翼メディアも沈黙を貫いている。己の論理矛盾を突かれたくないからである。

過激派が主導する反対デモばかりを、しかも彼らを「一般市民」のように装って報道する左翼メディアの究極の目的は、おそらく外患誘致と内乱誘発なのだろう。ここまでくると、立派な「非国民集団」である。

それとも、単なる「体制に反対し、戦いを挑むオレかっこいい」という左翼特有の勘違いナルシシズムなのだろうか…。
まぁ、気の済むまで…(-∀-)

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【過去関連記事】
・あぶり出された「日本の暗部」 (2015.02.03)
・「唯一の平和憲法」という無知と赤恥 (2014.10.10)
・座して死を待つ「第9条」 (2014.05.25)
・「9条脳」は今日もファンタジー (2014.05.04)

カテゴリ : 報道誹議

見栄と意地だけの「北海道新幹線」

2016/03/26(土)


本日、北海道新幹線が開業した。

…と言っても、九州内を運行する九州新幹線とは違い、東北新幹線が延長して函館(北斗)に「届いた」というだけのこと。多くの道民にとっては「どうでもよい話」なのだが、道内各メディアは「全道民の悲願」のように誇張し、狂ったように報道している。

心から喜んでいるのは、青函トンネルを含めた建設工事や新幹線利権に群がる利害関係者くらいなものだろう。少なくても、「旅行やビジネス客が新幹線の道内延伸を待ちに待っていた」…わけではない。

その証拠に、開業日である本日ですら空席があり、今日から9日間の予約率も約25%だという。1982年に整備新幹線計画が凍結されて以来の「北海道の意地」だけであり、決して利用者の需要に応じて建設されたものではない。

「新函館北斗」という長ったらしい駅名についても過去に苦言と疑問を述べたように、利用者の利便性などクソ食らえ、観光資源はほとんどないのに見栄と自己顕示欲だけで「北斗」という文字をねじ込むなどの見苦しさも見せていた。

そのくせ、駅前開発はほとんど手つかずなので観光のしようがなく、ここで降りた客はほぼ例外なく北斗市から出ることになる。そして、新幹線開業に伴う本日のダイヤ改正では、道内ローカル線の運行体型が大幅に見直され、多くの地元住民の足を奪ってしまったのだ。

人工密度の低さは全国一、高速道路はガラガラ、一般道も渋滞とはほぼ無縁…交通移動者が極端に少ない北海道に、新幹線など必要ない。

カテゴリ : 経済産業

傲慢すぎた「弱者ビジネス」

2016/03/24(木)



「交通弱者」という言葉がある。言わずもがな、(自転車も含めた)「歩行者」のことだが、これはあくまで物理的な力学上の話である。

例えば、歩行者の全面的な過失によって車両に轢かれた場合でも、日本では否応なく車両の方が刑事・民事・行政上の責任を問われるので、物理的な弱者は「歩行者」でも、法律的な弱者は「車両」ということになる。

同じ理屈で、身体あるいは知的障害者は「社会的弱者」と言われるが、障害を振りかざして「差別!」という言葉を発しただけで世間は萎縮し、その瞬間に「道徳的強者」へと変身する。そういう意味では健常者の方が「弱者」なのだ。

これを見事に利用・体現してきたのが、デビュー著書「五体不満足」で知られ、次期参院選では自民党公認での出馬が確定的と言われている乙武洋匡だ。

今年は、ベッキー・宮崎謙介・桂文枝・石井竜也など週刊誌報道による著名人の不倫騒動が後を絶たないが、今度は教師や教育委員という「聖職」も務めた乙武までもが不倫をスッパ抜かれ、しかも5人もの女性との関係を認めたというのだから、当然ながら世間は大騒ぎだ。

これで参院選出馬は微妙な状態となったとはいえ、素早く謝罪コメントを出し、あろうことか奥さんにも「自分も悪かった」と謝罪させるという奇策に打って出たことで、「ダメージを最小限に抑えて出馬に踏み切る」という向きもある。比例代表で出れば当選は自動的で、世間もすぐに忘れてくれるからだ。

本来は「不倫」という倫理上の問題であり、障害の有無とは全く無関係な話なのだが、メディアは関連団体からの抗議を恐れて、すぐに収束させることだろう。他の不倫タレントと「平等」に扱えばいいはずなのに、「障害者だから」批判はタブーなのだ。(これこそ、逆の意味での「差別」なのだが…)

しかし、彼の性豪ぶりや倫理観はともかくとして、総体的な人格を考えた場合、およそ「選良」には値しないと言わざるを得ない。

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著書の大ヒットにより富と名声を得た乙武は、その後の言動も注目される存在となり、今やツイッターのフォロワー数も80万を超える著名な「文化人」である。だが、いつしか彼は自身の成功に溺れるようになり、「障害」を武器にした傲慢な性格が見え隠れするようにもなった。

その代表例ともいえる事例が、2013年の「レストラン入店拒否騒動」だろう。エレベーターが止まらない2階の店を予約したものの、車椅子であることを事前に伝えていなかったため、当日の店側は介助を事実上拒否した。これに立腹した乙武がツイッターで店名を晒して批判した…というもの。

車椅子の客を「差別」するべきではないが、健常者とは違う配慮という意味で「区別」は必要になる。事前連絡のなかった車椅子を慣れない従業員が抱えて階段を上り、万が一にも転落事故が起きた時の店側の責任は計り知れない。

つまり、店側は「入店」を拒否したのではなく、責任の持てない「介助」を拒否したに過ぎない。しかし、これを「障害者差別」と受け止めた乙武は、自身の発言の影響力を知りながら小さな個人店の実名を晒し、糾弾した。これこそ「弱い者いじめ」である。

乙武は日頃から「障害は不便だけど、不幸ではない」などと繰り返して好感度を上げていったが、いざ今回のようなことがあると「俺を誰だと思ってるんだ!天下の障害者様だぞ!」とばかりに“弱者”を利用してきた。

つまり、彼にとって“障害”とは、人をひれ伏させる「印籠」であり、敵を大量殺戮できる「兵器」であり、カネを生む「商売道具」なのだ。

このような人格なので必然的に“アンチ”は増え、彼のツイッターは頻繁に炎上することになる。それに追い打ちをかける不倫スキャンダルとくれば、当然ながら「五人大満足」、「女体満足」、「妻だけじゃ不満足」「ゲスの極み乙武」などとネット上で容赦なく皮肉られるのは当然の帰結ともいえる。

日本のバリアフリーは決して「完備されている」とはいえない状況だが、それでもこの社会は障害者に配慮し、気を遣っているはずである。それを「当然の権利」と言わんばかりの唯我独尊な態度を、世間では「思い上がり」という。

この不倫騒動は、そんな人格の彼への「天誅」だったのかも知れないし、傲慢な「弱者ビジネス」も終焉の時を迎えた…ということなのかも知れない。

余談だが、例の「入店拒否」について乙武が綴ったブログ文章(体裁は謝罪文)を、謎の「赤ペン先生」が添削指導したことがネット上で再び話題になっているので、ここにも画像を転載してみる。

果たして、「大ベストセラー作家」でもある彼の文章力とは…?

(文中敬称略)


(全6枚、画像クリックで拡大)



カテゴリ : 時事社会

日本の「任侠道」はどこへ…

2016/03/21(月)



山口組分裂の余波が止まらない。

20日未明、東京・足立区の路上で、六代目山口組系と神戸山口組系の組員とみられる20人余りが殴り合い、3人が負傷するという事件があった。

「六代目山口組」という、弘道会(名古屋)出身者らによる執行部の独裁体制に反逆した山健組(神戸)ら多数の二次団体が離脱して「神戸山口組」を旗揚げしたのが昨年8月のこと。

当初は暴対法の影響もあり「抗争は起こりえない」という見方が支配的だったが、年明け頃から双方の末端組員による喧嘩をはじめ相手側の建物への発砲やトラック突入などの小競り合いが頻発していた。

とはいえ、あくまで「嫌がらせの応酬」の域を出ておらず、組織を挙げて相手のトップのタマ(命)を取りにいく「抗争」にまでは発展していない。それにも関わらず事態を重視した警察庁は、事実上の「分裂抗争状態」と認定した。

大手メディアも「山口組の分裂抗争」という主旨で経緯や現状を報じ、実話系雑誌は「どちらに正義(?)がある」などといった分析もしているが、われわれ一般市民から見れば「どっちもどっち」の話である。

ただ、ヤクザ社会の「掟」(おきて)を踏まえてみると、これは決して「分裂」ではなく諜反者が破門・絶縁処分を受けて別の組織を作ったという構図であることが分かる。約30年前のいわゆる「山一抗争」とは全く違う「逆縁」という要素が、今回の騒動の特殊性を物語っている。

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ヤクザ社会における力学は、全て「盃」によって支配されている。一度「親子盃」や「兄弟盃」を交わせば、その縁は実の家族以上に強い結びつきとなり、その力関係は決して逆らうことのできない「鉄の掟」となる。

「山一抗争」の場合は、山口組四代目組長となる竹中正久氏の「盃を受けたくない」勢力が組を飛び出して一和会を結成したのが抗争の発端だが、今回の場合は「六代目の盃を受けながら、それを返すことなく反旗を翻して出て行った」わけであり、この世界では「万死に値する」反逆行為となる。

六代目・司忍組長の「守銭奴ぶり」と出身母体である弘道会による「支配・私物化」に、山健組をはじめとする元・主流派の堪忍袋の緒が切れた…という構図で報道されているが、それが正確な事情かどうかに関わらず、掟破りの「逆縁」を働いた時点で、神戸山口組の行動に大義はないと思われる。

まぁ何にせよ、喧嘩をするのは勝手だが、決してカタギ(市民)に迷惑はかけないでほしいのものだ。

かつて「ヤクザ」といえば、テキ屋や博徒を生業としながら「強きをくじいて弱きを助ける、義のためなら命も惜しまぬ男気ある気性」を体現した「任侠団体」としてカタギと共存し、警察すらその存在を「必要悪」と認めていた。

ところが現代ヤクザは、バブル期の「地上げ」をはじめ覚醒剤の密売や組織売春、さらには闇金やオレオレ系の特殊詐欺など、カタギを守るどころか食い物にする「暴力団」へと変質し、そして肥大化していった。

当然、警察は治安維持のために「壊滅」を目指すことになり、度重なる法改正によって「基本的人権」すら奪われる身分になってしまった。いわば身から出た錆であり、本来の存在意義である「任侠道」を捨てたツケが回ってきたのだ。

「伝説の大親分」として名を馳せた山口組三代目・田岡一雄氏は、草葉の陰で何を思うのだろうか―。

【関連過去記事】  「任侠・ヤクザ・暴力団」

カテゴリ : 時事社会

またまた朝日の「本領発揮」

2016/03/17(木)
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朝日新聞(3/14)の“印象操作”記事


朝日新聞お得意の「歪曲記事」が話題になっている。今月13日の自民党大会における安倍総裁(首相)のスピーチの一部を伝えたものだが、「こんな」という重要な連用修飾語を作為的に省き、読者の印象をミスリードした。

実際は、次期参院選のために維新の党と合併したり、さらには共産党とも選挙協力をするという「なりふり構わず」の民主党を指した言葉なのだが、いかにも「自民党が誰とでも組む」と誤解されるような表現にされてしまったのだ。

「選挙のためなら誰とでも組む。無責任な勢力には負けない」
「選挙のためなら誰とでも組む…こんな無責任な勢力には負けない」


首相が実際に発した「こんな」という一言の有無で「誰とでも組む」の主語が全く違ってくる。朝日記者(編集部)はそれを承知の上で、この3文字を省いたのだ。

「自民党政権を崩壊させる」という一点が“生き甲斐”で、もはや「真実・真相」などどうでもよく、騒動となった「慰安婦捏造記事」や「珊瑚捏造記事」など、嘘を書いて読者を欺くことが平気になっている朝日新聞らしいやり方には今さら腹も立たないが、備忘録として載せておく。

【参考過去記事】
 ・迷走する朝日新聞の「自縄自縛」
 ・朝日新聞 「終わりの始まり」
 ・左翼メディアの限界と終焉
 ・もうアカは結構です…

カテゴリ : 報道誹議

世論に“征服”された「最優秀作品」

2016/03/16(水)

「最優秀賞」を辞退することになった作品 (一部モザイク加工)

オホーツク流氷科学センター(紋別市)が実施した第25回「オホーツクの四季写真コンテスト」で、海岸に打ち上げられいたクジラの死骸の上で男性がガッツポーズしている作品 「征服」 が最優秀賞(道知事賞)に選ばれたものの、ネット上では「命を冒涜している」などと批判が殺到したため、同センターは「該当作品なし」として賞の取り下げを決めたという。

「写真コンテスト」というシロモノは客観的な判断基準などなく、選考委員の感性(好き嫌い)だけで優劣が決まる。写真の評価とは元来そんな程度ものなので、どんな写真が最優秀賞を取ろうと外野があれこれと口を挟むことではない。

…とはいえ、「オホーツクの四季」と題したコンテストの応募作品にしては違和感を感じる写真ではある。では、他にどんな写真が入選したのかというと…

(↓クリックで拡大)




ほほぉ、いい写真ばかりではないか。では、「征服」が最優秀賞に選ばれた理由は何だったのか。選考委員の一人である北海道写真協会の女性会員は当初、次のような選評をしていたそうだ。

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「海岸に流れてきた?クジラに乗ってヤッタゼ!と言った得意のポーズの青年!滅多に見られない作品作りに成功されたと言ってよいでしょう」

なるほど…。“四季”を表現せずとも、「クジラの死骸が転がっている」という滅多にないシャッターチャンスをモノにしたことが評価されたようで、言わば「綺麗な写真」よりも「奇抜な写真」の方が優秀だった…ということなのだろう。

だが、この選考委員は騒動を受け、こうも言っている。

「クジラは生きていると思った。その上に乗っかるなんて勇気があると思ったし、感動したので選んだ」

海岸で仰向けになっているクジラを「生きている」と判断する感性もなかなか個性的だが、先述したように写真コンテストの優劣は選考者の主観だけで決まるので「受賞の是非」はどうでもいいとして、写真そのものに対する個人的感想はというと、ネット上の批判と同様に「強い嫌悪感」である。

クジラだけを写したのであれば、「ある日の海岸の光景」として問題視されなかったのだろうが、死体に乗り上がってガッツボーズ、しかもタイトルが「征服」となれは、低レベルな悪ふざけと言われるのも無理はない。

いわゆる「バカッター写真」がネットで拡散され吊し上げられるように、自己満足ではなく「他人がどう思うか」という視点で“自己検閲”しなければならないという教訓になった騒動ではないだろうか。

曲がりなりにも写真でごはんを食べている立場として「明日は我が身」か…?

カテゴリ : 時事社会

前途多難な「民進党」

2016/03/15(火)
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「讀(とく)を買いて珠(たま)を還す」
(外面の美しさにのみ惹かれ、本当に尊いものの値打ちが分からないこと)

「仏(ほとけ)作って魂(たましい)入れず」
(物事を完成させても、肝心なところが抜けていること)


「民主党」と「維新の党」の合併に伴う新党名称について両者が主張を譲り合わず、挙げ句の果てには「一般公募~世論調査」というプロセスを経た昨日、ついに「民進党」に決定したという。

このスッタモンダの間、私の脳裏に浮かんでいたのが冒頭の二つの諺である。「名は体を表す」というが、その「体」(政策や綱領)よりも、選挙のために「名」を重視するというのだから、党の体質は何も変わっていないようだ。

そもそも、自分の名前すら自分で決められず国民に頼るような政党が、国権の最高機関たる国会でいったい何を決められるというのだろうか。そして案の定、ネット上では「おすすめ新党名」が飛び交うカオスな状態になっていたが、どれもが民主党の本質を揶揄したネーミングで、個人的にずいぶん楽しませてもらったので一部をピックアップしてみよう。

民死党・七転八党・売国党・新党反日・朝鮮半党・全部反対党・無尽党・再分裂党・新党ブーメラン・北朝鮮のいいとこギュッ党

…当然、これらの案が採用されるはずもなく、最終的には民主が提案した「立憲民主党」と維新が提案した「民進党」との一騎打ちとなり、世論調査でより多くの支持を集めた維新案が採用された。

「民主」と「維新」の合体なのだから「民新党」の方がいいのでは?とも思うが、どうやら「国民と共に進む党」という意味らしい。ただし「国民」とは「日本国民」を指しているのかどうかは不明である。

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そもそも、民主党に愛想を尽かして出て行った議員で構成されていたのが維新の党なのだが、選挙で生き残るためには「出戻り」と言われようが気にしちゃいられない、信念やプライドだけではメシは食えない…ということか。

何にせよ、日本の国政政党という自覚があるなら、いい加減に心を入れ替え、多少なりとも日本国家と日本国民のために働く政党になってほしいものだ。

ちなみに、イベント参加のために来日した台湾・民進党(民主進歩党)の議員が今月10日、個人的見解ながら「せっかく政権交代を果たすのに、日本の民主党が民進党に変わったら我々のイメージが悪くなる。やめてほしい」と語ったのが報道されるほど内外で悪名を馳せているのだ。

多くの国民は、「民主党政権」という日本の暗黒時代を忘れていませんよ。

カテゴリ : 政治選挙

道新記事の成果は…?

2016/03/14(月)
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北海道新聞 (2016.02.23) に掲載されました


先月、所属する札幌市少年軟式野球連盟公認審判員の「人手不足と高齢化」について北海道新聞に取材され、札幌圏版に大きく掲載された。(上写真)

アマチュア野球の審判の世界は「少子高齢化」ならぬ「少若高齢化」が顕著で、どこも若手審判員の発掘と育成が急務となっている。我が連盟も例外ではなく、このままでは10年後には半減する可能性もある深刻な状況なのだ。

そのような状況下、長年にわたり審判団の活動を統括管理してきた事務局長が健康上の理由により退任を表明、そして世代交代という目的もあって私が後任に指名・承認され、今年から大役を仰せつかることになった。

その初仕事…というわけでもないが、知人の道新記者に記事を書いてもらい、大きく宣伝してもらった…という次第だ。道新については日頃からその偏向性や編集姿勢を批判しているのだが、まぁ「それはそれ」として…

そして、問い合わせは約20件。中には記事の主旨を勘違いしている方もいて、個人的に開催した「説明会」に集まったのが10名だった。そこでは組織の仕組みや大会のことなどの他、後になって「こんなはずじゃなかった」と言われないよう、事前に知っておくべき「悪い話」(後述)も遠慮なくさせてもらった。

そのうえで意欲のある方に、去る13日に開催された「審判員学科講習会」への出席を呼びかけたところ、4名が足を運んでくれた。

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審判員学科講習会(13日)の様子

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問い合わせ電話→20件、説明会参加→10名、学科講習会参加→4名

道新記事による「最終成果」は4名…ということになったわけだが、果たしてこれが十分な数字なのかどうかは分からない。ただ、世間には「野球の審判なんて何が面白いのか」という意識が圧倒的だという実情を踏まえると、たとえ4名でも十分な成果なのかも知れない。

ところで、先述した「悪い話」とは何か―。これは主に3点ある。

【1】一切の審判道具は自己負担で揃えなければならない。
 ユニフォーム類はもちろん、球審用のマスクやプロテクターなど一切の道具は貸与制ではなく、自前で用意しなければならない。審判員は基本的にボランティア活動であり「仕事」ではない。また、道具は「自分に合ったものを何十年も使う」というのが前提なので、貸与制は馴染まないのだ。
 そのうえで、最廉価のものを揃えたとしてもシミュレーションでは5万円以上の出費となり、これに驚いた声は多かった。

【2】あまりに複雑な野球のルール
 テレビでプロ野球や高校野球を観ているだけではなかなか理解されないが、数あるスポーツの中でも野球のルールがいちばん複雑だと言われている。ルールは毎年改正(追加・修正・削除)され、未だに「完成されていない」のだ。
 プロ野球の監督や選手でさえ「半分も知らない」と言われるルールを覚えなくてはならないのが審判であり、そのための猛勉強が必要である。

【3】「メカニクス」の存在
 これもテレビ観戦だけで審判をイメージしていた人にはショックが大きかったようだ。例えば塁審の場合、自分の担当塁だけを見てアウトかセーフかだけを判定する「簡単な作業」だと思われがちだが、走者の状況と打球の行方によっては二塁審なのに一塁へ走ったり三塁へ走ったりしなければならない。
 そういうパターンが実に128通りあり、ルールより先にまずはこれを頭に叩き込む必要がある。(参考リンク:審判メカニクス)


…と、せっかくの意欲を削ぐような話が多かったわけだが、審判になった後で「聞いてなかった。やっぱり辞める」と言われるよりはずっとマシなわけで…。

事実、説明会の後に何人もの参加者から電話があったが、異口同音に「もっとお気楽な世界だと思っていたが、審判がこれほど大変だとは知らなかった。自分には無理そうなので、諦めます」と話しており、200ページを超えるルールブックやメカニクスを覚えるのは負担に感じたようだった。

う~む…やはり審判界では「人材の発掘」自体が永遠のテーマなのか…

カテゴリ : 野球審判

これぞ「本場」のヘイトスピーチ

2016/03/10(木)
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昭和天皇の「斬首」を掲げる韓国人  写真(C)yoonajoung


「日本の皆さん、天皇の生首はいかが?」

モデルや写真家として米国で活動している韓国人女性が、このようなタイトルでインスタグラムに掲載した写真(現在は削除)が波紋を呼んでいる。

まさに「鬼の首を取った」と言わんばかりの誇らしげな表情と同時に掲載されたメッセージ(英文)は、要約(訳)すると以下のようなものだ。

2月1日、私は日本軍による性奴隷となった若い少女たちの夢を見た。日本帝国陸軍の哀れな犠牲者となった罪のない無垢な少女たちのために、正義の欠片をと考えた。

「日本の兵隊たちは、命令に背いた少女のうち一人の首を斬り落として沸騰する鍋に入れ、液体を他の少女たちに飲ませた」(生き残りの一人による証言)

あなた達の国で神のように扱われているヒロヒトの馘首された姿を見て、どんな気分?

私は謝らない。この写真や、これが意味することについても。あなたたちが罪のない少女たちにやったことは許されることではない。


日本を貶めるために作られた虚偽の証言を「史実」として信じ込み、日本(人)への憎悪感情をこのような形で表現できるのは、民族特有の気質によるものなのだろう。どれほど相手が憎かろうと、日本人にはとてもできない芸当だ。

一時、日本では一部団体による在日朝鮮人への誹謗中傷デモが問題になり、「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)なる言葉が市民権を得るようになったが、以降は「論理的な批判」までもがヘイトスピーチ呼ばわりされるようになり、ミソもクソも一緒にした言葉狩りに拍車がかかるようにもなった。

特に日本の左翼メディアは、日本人が少しでも“嫌韓”を表現すると「差別だ」「ヘイトだ」と騒ぐ一方で、韓国人による「日本ヘイト」は見て見ぬふりをする。

だが、韓国人によるヘイトスピーチの過激性や残虐性は、あの「イスラム国」を彷彿とさせるほどである。以下に、ほんの一例として動画を観てみよう。

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白昼堂々、日本の国旗を「踏みつける」「燃やす」などはほんの挨拶代わりで、ついには一国の宰相の首まで斬り落とすまでエスカレートしているのが今の「韓国式パフォーマンス」だ。日本政府はそれを知りながらも「そういうお国柄」とばかりに静観しているが、日本人が「パク・クネ人形」に同じことをしたら即日、国際問題にされることだろう。

ともあれ、YouTubeにはこのような動画が数多くあり、彼らの気性を知るには十分すぎるほどだが、それ以上に今回のような「“日本の象徴”の斬首」という衝撃写真は「本領を発揮した」ともいえる“本場”らしいヘイトスピーチだった。

やれやれ…┐(´-`)┌

カテゴリ : 国際時事

不都合は「国」「社会」「他人」のせい

2016/03/08(火)

抗議集会に参加する「自己中心ママ」たち  写真(C)毎日新聞社


去る5日、認可保育園などから我が子の入園を断られた当事者らが、国会前で政府に対する抗議集会を開いた。これは、保育園の入園選考に落ちた母親が「保育園落ちた日本死ね!!!」と題して怒りをつづったブログ記事(最後部に転載)を国会質疑で取り上げた野党議員に対する安倍首相の「匿名である以上、本当であるかどうかを確かめようがない」という答弁に怒り心頭の当事者たちが「保育園落ちたの私だ」と書かれたプラカードを手に結集したのだという。

気持ちは分かるが、当該ブログも含めてこれは単なる「逆恨み集会」だ。

待機児童問題が深刻化しているのは事実で、そのために仕事を辞めたり、仕事に就けない母親が多いのもまた事実。政府もそれを問題視して対策を打とうとしているものの、遅々として進んでいないのもまた事実だろう。

とはいえ、保育園には必ず定員があり、入園希望者がそれを超えていれば誰かが落ちることは分かっていたはずだ。それが自分に降りかかったために現実を受け入れられず、それを政府に責任転嫁しブログでヒステリックな罵詈雑言を展開するという身勝手で自己中心的な主張は、到底共感できるものではない。

もし、このブログ主が選考に合格していれば「保育園受かった!ラッキー!」で済ませただろうし、その喜びの陰で落胆する「落とされた子供と母親」の気持ちなどは微塵も考えなかっただろう。

そう、彼女らの思考は「自分さえ良ければいい」という典型例だ。

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当該ブログも、腹を立てながら書いたであろうことは察するものの、いい大人が匿名をいいことに「死ね」「クソ」「ボケ」「ふざけんな」とはいかがなものか…。保育園の面接で、こういう言葉がスラスラ出てくるような人格を見透かされたために「母親に問題あり」として落とされた可能性もある。

待機児童問題に限らず、この理不尽なことだらけの世の中では、実に多くの人たちが悔しい思いをして涙をのみ、それでも前を向いて懸命に生きているのだ。誰しもが「自分の不都合は全て国や他人のせい」とばかりに責任追及していたら、社会秩序はあっという間に崩壊する。

このブログ主は、安倍政権の掲げる「一億総活躍社会」という言葉をそのまま鵜呑みにし、しかも「すでに達成されている」とでも思っていたのだろうか。普通の大人であれば、これが実現性のない単なるスローガンでしかないことは十分理解できるはずなのだが…。

そして、このような身勝手な自己主張を「政府への格好の攻撃材料」とばかりに取り上げるメディアや野党議員、そしてそれに呼応するように結集する市民デモ隊など、何もかも許せないという不満分子を見るにつけ、この国がどんどん悪くなっていくのを痛感する日々である。


「保育園落ちた日本死ね!!!」

何なんだよ日本。

一億総活躍社会じゃねーのかよ。

昨日見事に保育園落ちたわ。

どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。

子供を産んで子育てして社会に出て働いて
税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?

何が少子化だよクソ。

子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ
無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。

不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。

オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。

エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。

有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。

どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。

ふざけんな日本。

保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。

保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化
なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。

国が子供産ませないでどうすんだよ。

金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから
取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。

不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って
国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。

まじいい加減にしろ日本。


カテゴリ : 時事社会
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 山下 浩

Author: 山下 浩
 
・グラフィックデザイナー
・スチールカメラマン
・札幌市在住 1967年生

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