「唯一の平和憲法」という無知と赤恥

今年の日本人ノーベル賞は物理学賞として、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大教授、天野浩・名古屋大学教授、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の3人が選ばれた。
そして日本が行方を注視していた平和賞には、パキスタン出身で女子教育の権利を訴え続けているマララ・ユスフザイさんと、インドの児童労働問題に取り組んでいるカイラシュ・サティヤルティさんが共同受賞した。
「日本国憲法第9条を保持してきた日本国民」というトンデモな理屈で平和賞に推薦した「左翼活動家グループ」(一般市民ではない)は落胆の色を隠さなかったようだが、本当に受賞の可能性を信じていたとすれば、あまりに浅はかでおめでたい思考回路である。
申請が受理されたという報告を受けた時にも「これはイケる!」と舞い上がり、「平和賞受賞で安倍の改憲を阻止する!」と息巻いていたというのだから呆れるほかない。ノルウェー・ノーベル委員会は、申請様式が整ってさえいれば受理はするようで、そういうこともろくに調べず、一緒になって浮かれていたメディアの勉強不足も浮き彫りになった。
そもそも、「憲法で戦争放棄を謳っているのは日本だけ」という井の中の蛙のような思考と知識のまま大それたことをして、結局は世界に恥をさらしたのだ。
分かりやすい例として、ウェブサイト「賢者の説得力」から以下に引用する。
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