忘れていた趣味…「テニス」

全米オープン2014決勝戦での錦織圭 (写真著作者不明)
テニスの全米オープン・男子シングルス決勝において、錦織圭(日本)がマリン・チリッチ(クロアチア)にストレートで敗れ、日本人初のグランドスラム優勝という歴史的快挙を逃した。
それ以前、国内ではベスト8進出あたりから各メディアが騒ぎ始め、決勝進出を決めた頃には日本中が大フィーバーとなった。
その影響で早速、スポーツ店のテニスコーナーにはラケットを買い求める客が、テニススクールには入学申し込みが、そして決勝戦を独占中継するWOWOWには加入の問い合わせが殺到したという。
放映権を持たないNHKには「なぜ中継しないのか」という「にわかファン」からの問い合わせが相次いだため、急遽WOWOWから録画放送の権利を購入して放送期日を本日13時5分に設定した。ところが、放送前には錦織の敗戦が決まり、NHKは「平日の昼間に負け試合を再放送する」ハメになった。仕事をサボッてでも観る視聴者はそう多くないと思われ、結果論とはいえ、とんだ「とばっちり」を受けた格好となった。
何にせよ、このような現象(ブーム)は、トリノ五輪(06)での女子カーリングや、FIFA女子ワールドカップ(11)で優勝した「なでしこジャパン」など過去にも見られた。だが、それまでマイナーだった競技が一躍注目を集めるも、ブームは1年も保たずに去るのが常だ。テニスの裾野が広がるのは歓迎すべきことだが、長く愛されてほしいものである。
ところで、錦織の活躍でテニスが注目されたことで、自分も過去にテニスをしていたことを今さらながら思い出した。
カテゴリ : 時事社会