元同僚が殺人容疑で逮捕

かつて(20数年前)の職場の同僚(♀)が、内縁の夫を刺殺したとして現行犯逮捕された。日常的な暴力に耐えかねた末の衝動的な犯行で、すぐに通行人を介して自ら通報したという。
同僚だった当時は仲間内で酒を酌み交わす間柄だったが、私が離職して以来は連絡を取り合うこともなく、今となっては互いの連絡先も知らない状態だった。だが、非常に珍しい名字であり、また報道での年齢も合致していたこともあり、図らずも近況を知ってしまった格好だ。
「どんな人間でも信じてしまう純粋な性格が仇となり、いつもダメ男に翻弄される不器用な生き方」というのが彼女に対する当時の印象だったが、あるいはこの事件も同じ構図だったのかも知れない。だとすれば、人間とはいかに変わらない(変われない)ものなのか…。
何にせよ、取り返しのつかないことをしてしまったのは事実であり、罪状を考えると執行猶予は考えにくく、罪を償うことしか彼女に与えられる選択肢はないのだろう。
同じ職場という縁で知り合ったかつての仲間が幸せな人生を歩むことなく、しかも犯罪者として名前が出てしまったのは痛恨の極み。いったい何が彼女をそうさせたのか…現時点では知る由もないが、つくづく人生というものの「一寸先は闇」を痛感した出来事である。
カテゴリ : 時事社会