「危険ドラッグ」は推奨品?

最近は脱法ハーブに関するニュースが多いが、お役所が「脱法ドラッグ」という呼称を「危険ドラッグ」に改めたそうな。(最後部に報道記事)
「危険(な)ドラッグ」…
「母さん助けて詐欺」に続き、なんとセンスのないお役所的ネーミングだこと。【E電】(首都圏のJR線)や【HIROBA(ひろば)】(札幌ドームの愛称)と同じ運命をたどる気もするが、これで公募した意味があったのだろうか。
定着してしまっているものをわざわざ改名して分かりにくくし、しかしイタチごっこなのは変わらないため、この名称を逆手に取った「安全ドラッグ」という呼称の新商品が次々と出てくるだろうことは想像に難くない。
そもそも、これを使用する連中は「危険を承知で」というより、むしろ「危険だから」手を出している馬鹿なのだから、名称だけを変えても効果がないどころか、逆に推奨することにもなりかねない。
そしてまた広報予算として莫大な税金が投入されるのだろうから、国民としてはたまったものではない。もっと想像力と先見性を身につけて欲しいものだ。
カテゴリ : 時事社会