永遠も半ばを過ぎた

フリーデザイナー兼カメラマンの苦言・放言・一家言

クルミ大量ゲッツ(σ^Д^)σ

2013/09/29(日)


クルミの木を持つ、札幌市内のある教育施設から大量のクルミを頂戴した。
去年収穫したもので、いい具合に熟成(?)されているようだ。
ちなみに、採れたてのものは若すぎてあまり美味しくないのだそうだ。

こういうナッツ類は大好きで、晩酌のツマミには最高である。
ただし殻を剥くのが大仕事なのだが、とりあえずプライヤーは用意した。
あとは、いつ取りかかるかを決めるだけなのだが…

カテゴリ : 日常私事

愛すべき日本語

2013/09/27(金)


「役不足」
「流れに棹さす」
「気が置けない」

…これらの言葉の正しい意味は?

このほど、文化庁が2012年度版「国語に関する世論調査」の結果を発表した。この調査は全国16才以上の男女を対象に今年3月に行われたもので、上記のような言葉の正しい理解度の他に、「きんきんに冷えたビール」や「PCがさくさく動く」など擬声語の認知度や、本来とは異なる慣用句の使い方の定着率などがまとめられている。

自身を指す言葉だけでも「わたくし」「わたし」「あたし」「おれ」「ぼく」「わし」「おいら」「小生」など多数存在し、また、丁寧語・尊敬語・謙譲語など場面によって使い分けていることからも分かるように、日本語は世界的に最も難解で複雑な言語のひとつとされている。

だが、和歌などに由来する日本語特有の表現も数多あり、個人的にはこれほど美しい言語は他にないのではないかとも思っている。

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ところで、私は過去に約3年間、雑誌にコラムや報道記事を寄稿していた時期がある。活字になる以上は許されない言葉の誤用や勘違いを防ぐためにずいぶん勉強したものだ(自慢?)が、未だに知らない慣用句や熟語などが無数にあり、あらためて日本語は奥深く難しいと実感するのが常である。

ところで、この記事を書きながら、ふと思い出した「小説」がある。高校卒業の直前、学校をサボッて通い詰めていた喫茶店の「らくがき帳」に書いたフィクションなのだが、せっかくなので画像で公開してみようと思う。

改めて読み返してみると、若いというか何というか…アホ丸出しなのだが、とりあえず18歳の時に書いた記念すべき処女作ではある(笑)


(↑クリックで拡大)

カテゴリ : 時事社会

半沢直樹に見る「テレビ芸能」

2013/09/24(火)
130924.jpg


「焼けたら裏返す…フライ返しだ!」 …?

…というフレーズが社会現象になったTBS系のドラマ「半沢直樹」。去る22日に放映された最終回の視聴率は驚異の42.2%(関東地区平均)だったそうな。

近く46歳にもなろうという男がテレビドラマについて書くのも何なのだが、このドラマに限っては私と同世代の男性サラリーマンも熱心に観ていたようで、私もその例外ではなく、評判を聞いて第3話から見始めた。(過去2話分はネットで…)

とはいえ、文句なしに面白かった…わけでもない。確かにストーリーは痛快だったのだが、証拠を突きつけて悪を懲らしめるという勧善懲悪ぶりは、さながら銀行を舞台とした「時代劇」そのものであり、ツッコミどころも少なくはなかった。

では、何が最終回まで見続ける要因だったのかといえば、舞台役者を中心としたキャストとその演技力に行き着くのだろう。

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ある東京キー局に勤める友人によると、テレビドラマやバラエティ番組は基本的に「バカしか観ていない」というのが制作現場の認識であり、番組づくりの前提なのだそうだ。そのため、視聴率のためならキャスティングは経験や能力よりも「視聴者ウケ」が最優先される。

当然ながらドラマの配役も然りで、演技の勉強などしたこともない素人アイドルを平気で主役に据えたりするのが日本のテレビドラマだ。これでは、劇団で日々稽古を重ねる役者たちに出番が回ってこないのも当然で、テレビほど「プロ」と「素人」の境界が曖昧な世界もないだろう。

「実力派俳優」「演技派女優」などという言葉があるが、本来はプロなら例外なく実力も演技力も備わっているはずだ。それらがない役者もどきが跋扈しているから、わざわざこのような言い回しが必要になる。

「半沢直樹」は、皮肉なことに「視聴率用の似非役者」をほとんど排除し、気骨ある作品を目指したのが逆に奏効して空前の大ヒットとなった。ビデオリサーチ社による視聴率調査方式が現在の方法になった1977年9月以降のドラマ(NHK連続テレビ小説と大河ドラマを除く)では歴代4位(関東地区)だという。

昨今、特に若者の「テレビ離れ」の原因は、レジャーやメディアの多様化によるもの…というのがテレビ界の見解(言い訳?)だったのだが、良い作品を作れば視聴率を取れるということが証明されたわけだ。

私は常々、実力のない素人でも通用してしまう日本の音楽・芸能界に辟易していたのだが、このドラマで久しぶりに「演技力」というものを楽しんだ。イケメンや美女アイドルたちの学芸会はもうたくさんだ。

カテゴリ : 時事社会
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 山下 浩

Author: 山下 浩
 
・グラフィックデザイナー
・スチールカメラマン
・札幌市在住 1967年生

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