写真(C)釧路市・清水孝人さん釧路市の健康食品製造会社で起きた爆発事故が道内で大きなニュースになっている(最下部に報道記事)が、なんてこった…私の伯父(母の兄)が経営している会社である。
伯父とはもう何年も会っていないが、報道にもあるように、会社の技術が内閣総理大臣賞を受賞したと聞いた時には、親族として非常に誇らしく思ったものだ。
だが、原因究明はこれからとはいえ、2名の死者を出したとあっては伯父の管理者責任は免れず、賠償も多額のものになるだろう。まさにこれからという時の大事故に私自身は何もしてやれず、ただただ見守っていくしかない。
「人間万事塞翁が馬」という言葉を、今日ほど深くこれを噛みしめたことはない。
伯父さん、頑張れ!
事務所兼工場で爆発、焼け跡から2遺体 北海道・釧路
23日午後2時ごろ、釧路市新野の健康食品製造会社「バイオマテックジャパン」(工藤義昭社長)で爆発が起き、鉄筋コンクリート平屋建ての事務所兼工場約750平方メートルの内部が全焼した。焼け跡からパート従業員の田中詠美子さん(35)=釧路町遠矢南=が遺体で見つかった。さらにもう1人が遺体で発見され、釧路署は釧路市内に住む40歳代の男性社員ではないかとみて、身元の確認を急いでいる。
現場は、釧路市と白糠町の境にある工業団地「釧路白糠団地」の一角。同署などによると、建物内には7人がいたとみられている。
現場から約70メートル離れた団地内の木材会社に勤める清水孝人さん(33)は、「ドーン」という爆発音を聞いて消防に通報した。爆発の後、建物から男女5人が逃げ出してきたのを見たという。「建物の内部から大きな炎が上がり、黒い煙が高く上がっていた。建物の通用口のドアのガラスが爆風で吹き飛び、壁の断熱材が飛び散っていた」と清水さんは話した。
同社は健康食品や化粧品の原料になる「プロテオグリカン」という物質を低コストで抽出する技術を開発。2012年、画期的な生産技術を表彰する国の「第4回ものづくり日本大賞」で、道内で初めて大賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞した。
(朝日新聞 2013.07.23)