相変わらずの田原総一朗

昨夜、数ヶ月ぶりに「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)を観た。テーマは「激論!ネット世代が日本を変える?!」で、出所後の出演となるホリエモンの発言などが興味深かった。
基本的に政治経済を扱う討論番組は嫌いではないのだが、司会の田原総一朗に苛立ちを覚えるため、この番組だけは観なくなってしまった。今回も相変わらずの「田原節」が全開で、1.人の話を聞かない、2.話の腰を折る、3.自分の意見を押しつける、4.都合が悪くなるとCMに逃げる…の四重奏だった。
パネリストの発言が核心に迫ろうという時に限って話を遮り、陳腐な自分の意見を開陳する。専門家の意見が必要だから招いているパネリストなのに、彼らに対するリスペクトをまるで感じない進行をする稀有な司会者である。
自身も過去には公職選挙における候補者公開討論会の司会を務めてきた(例:2009/08/13新聞記事)が、いつも彼を「反面教師」にして気をつけていた。
「人の話はきちんと聞きましょう」とは幼稚園から教わる社会常識だが、こんな基本もできない人物しかこの番組を仕切れないとは、テレビ業界の人材不足もいよいよ深刻な状況になっているようだ。 (文中敬称略)
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