
早いもので、悪夢の東日本大震災から2年が経過しようとしている。
中央社日文新聞によると、台湾の震災復興支援に対して当時の政府が公式に謝意を伝えず国家として非礼だったとして、今年の震災記念式典に台湾代表を招待することが検討されているようだ。(最下部に引用記事)
親日で知られる台湾だが、義援金額が他国に比べて突出していたということは何かで読んだ記憶がある。「同盟国」のアメリカでさえ足下にも及ばないほどの金額が、人口2,300万人ほどの「国民」から集められたのだという。
しかし、それほどの厚意を受けながら、時の民主党政府は「無視」を決め込んでいた。日中国交正常化以降、台湾という「国家」は存在しないことになっており、そもそも民主党自体が自国より特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)を大切にする思想を持っている政党のため、中国に配慮したであろうことは想像に難くない。
国家的な非常時に最も手厚い支援をしてくれた相手に「ありがとう」の一言もなく蔑ろにしてきた連中が、3年余りも日本政府を構成していたと思うと、国民として恥ずかしい限りだ。
参考として、セブン&アイ・ホールディングスが世界のセブンイレブンが集めた義援金額を国別に発表している資料があるのだが、ここでも台湾の厚意が見てとれる。義援金額の多寡で何かを判断するわけにもいかないが、それにしても
「世界一の反日国家」である韓国の金額と比べると、気持ちの違いは歴然だ。

インドネシアの1店舗当たり金額にはビックリしたが、合計金額では台湾が突出している。ハワイは、恐らく日系人が多く住んでいるためだろう。それにしても、韓国の1店舗当たり217円って…ここにも韓国人の反日感情が透けて見える。

それでも「支援してやった」という自意識だけは強いようで、韓国メディアなどは竹島問題と絡めて「(韓国は)最大の支援をしてやったのに日本は恩知らずだ」という、ミソもクソも一緒にした論陣を張っていたほどだ。
まぁ、韓国内では大震災のニュースを見るや老若男女を問わず「ざまぁみろ!」という歓喜の声が沸き上がったというのだから、推して知るべしなのだろうが…。そして、今日も韓国のどこかで日の丸が燃やされているのだろう。

ともあれ…
台湾の皆さんには日本人として心から御礼申し上げたい。ありがとう。日本の国会議員、震災記念式典への台湾出席を
日本の複数の国会議員が、東日本大震災の被災者や復興に対する台湾からの支援に対して感謝の意を表すため、今年3月11日の震災記念日の式典に台湾代表を招待したいと述べていることが、台湾国会議員訪日団の東京での記者会見の席上、明らかにされた。
安倍政権発足後、日本では初当選の国会議員が多く誕生しているが、これら新人議員との交流を強化しようと、台湾の超党派議員連盟「中華民国立法院台日国会議員友好協会」が23~27日までの日程で訪日し、議員外交を展開した。
同協会一行は25日東京で記者会見を開き、多くの日本議員が台湾の震災復興支援に対して日本政府が正式に謝意を伝えなかったことに言及し、日本が台湾に対して失礼な行動をとったと語っていたことを取り上げ、再来月の関連式典にぜひ招きたいと述べていたことを明らかにした。(以下略)
(中央社日文新聞 2013.01.26)