同情できない詐欺被害

詐欺オークションの広告塔として、ブログに「ウソ記事」を書いたタレントたちの謝罪が続いている。(最下部に引用記事)
被害者がどれだけいるのかは分からないが、そもそもタダに近い価格で商品を買えるという時点で疑問を抱かない方もおかしい。オークション名を検索すれば実態を書いたサイトが多数あり、すぐに詐欺だと分かるのに…。
今回の件に限らず、タレントブログの宣伝記事は「この人が勧めてるのなら…」というファン心理を突いた広告手法だ。だが、イメージでしか知らず、会ったこともないタレントの言葉をなぜ信用できるのかが私には理解できない。
「うまい話には裏がある」
昔から言われる戒めの言葉だが、こうした詐欺の被害は昔から後を絶たない。投資詐欺のニュースが頻繁に出るが、ほとんどのケースに共通しているのが、カネが欲しいという欲望を背景に、あるはずのない低リスク高リターンの儲け話に飛びつくパターンだろう。
親心につけ込む「振り込め詐欺」は別だが、勤勉を是とする日本人でありながら「楽して儲けたい」という我欲から元金を差し出す詐欺被害者には同情する気になれない。投資家がリスク覚悟で投機取引をするのとは全く次元が違う。
「渡る世間に鬼はなし」 と 「人を見たら泥棒と思え」
日本にはこのように相反する格言があるが、最終的には自己判断・自己責任が求められる世の中なのだ。そろそろ利口になろうよ…。
カテゴリ : 時事社会