「1億総カメラマン時代」を痛感

第32回「さっぽろホワイトイルミネーション」が本日、開幕した。点灯式の時間は中央区内にいたため、帰宅がてら会場に立ち寄ってみた。
今回は手持ちのコンデジで記念として数枚ほど撮っただけだが、デザイン素材として2年に一度程度は機材一式を担いで本格撮影している。しかし、オブジェも含めて装飾デザインは毎年変わり映えせず、ならばと構図を工夫しようにも限界があるため、すっかり飽きてしまった感がある。
毎回、寒さに震えながら重い三脚とカメラバッグを担ぎ、楽しそうなアベッk…じゃなくてカップルたちを尻目に2時間以上かけて撮影するのは、ある意味で「修行」である。その割にホワイトイルミネーションの写真を使用する仕事はほとんどないのが実状だ。
ひと昔前までは、カメラといえば旅行くらいしか出番がなかったものだが、今や1億総カメラマン時代。今夜のホワイトイルミネーション会場も、大多数の人が「目で見て楽しむ」のではなく「撮影に夢中」だった。このように情緒的なものでも「記憶より記録」なんだなぁと苦笑い。写真家の仕事が減るのも当然か…

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