鳩山氏が不出馬の「意向」のようだが…

政権交代直前の鳩山由紀夫氏 (2009.06.27 札幌・大通公園にて)
なんと…鳩山由紀夫元首相が今度の総選挙に立候補しないと発言したそうだ。事務所開きをした後なのにホンマかいな…。
首相退陣時に次期衆院選不出馬を表明→撤回した前科を持ち出すまでもなく、「前言撤回」「朝令暮改」という言葉がいちばん似合う首相経験者なだけに…。
この報道記事でも「無所属や他党から立候補する考えのないことを示唆した」そうだが、公示日までは話半分に聞いておいた方が良さそうだ。
<鳩山元首相>衆院選に不出馬…民主公認望めず
民主党の鳩山由紀夫元首相(65)=衆院北海道9区=は20日、衆院選(12月4日公示、16日投開票)に立候補しない意向を固め、後援会幹部に伝えた。21日午後、野田佳彦首相に会って不出馬を伝え、地元で記者会見する。鳩山氏は20日夜、東京都内で記者団に「私は民主党に心から愛着を持っている。自民党を飛び出し、民主党を作って行動してきたことを大事にしたい」と語り、無所属や他党から立候補する考えのないことを示唆した。
鳩山氏は消費増税法に反対して党員資格停止処分を受けたほか、野田首相の進める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加にも反対を明言している。17日には衆院選出馬に意欲を示す一方で「自分の信念を曲げるつもりはない」とも強調。民主党執行部は消費増税やTPP推進に反対する候補者は公認しない方針で、鳩山氏の対応が注目されていた。
鳩山氏は当選8回。自民党から新党さきがけを経て、96年に旧民主党を結成した。党代表として臨んだ09年衆院選で大勝し、民主党政権の初代首相に就任したが、米軍普天間飛行場の移設問題で迷走を重ね、10年6月に退陣。いったんは次の衆院選での政界引退も表明したが、その後、撤回した。
後を継いだ菅直人前首相や野田首相の進めた消費増税に小沢一郎元代表(現「国民の生活が第一」代表)と歩調を合わせて反対し、政権との対決姿勢を強めていた。
(毎日新聞 2012.11.20)
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