激安もここまで来ると…

先月、自宅から500mほどの場所にスーパーの「トライアル」がオープンした。この辺りに24時間営業のスーパーはなく、夜から朝にかけて仕事をすることの多い身としては重宝しそうだ。
先刻(22:50頃)も食材購入のため立ち寄ったのだが、総菜コーナーの弁当の価格を見てビックリ仰天。消費期限が迫っていたため半額にはなっていたが、それにしても125円とは…。缶コーヒーの値段と変わらないやん…。
品質には人一倍うるさい国民性なのに、かつ安ければ安いのを是とする消費者心理は今に始まったことではないが、価格破壊もここまで来ると末恐ろしい。
長引くデフレ経済下において、執拗な激安情報などマスコミが不況を煽るほど消費マインドは下降し続けるという悪循環を招いている。
小売り業界はパイの奪い合いが激しく、すでに消耗戦の域に入っているだろう。「政治が悪い」と嘆く以前に、競争とはいえ価格を下げ続けるしか生き残れない現状では景気回復など夢物語で、果ては国力も衰退していくことになる。
それでも利益は出ているのだろうが、弁当が125円で買えるのは歪な経済状況なのだと業界自身が自覚すべきだろう。
結局、この弁当は買ったんだけど…。てへっ

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