デザイナーってカッコいいの?

「グラフィックデザイナーです」
初対面の方に自分の職業を名乗ると「へ~カッコいいですねぇ」と言われることが多い。カタカナ職種に対する条件反射なのだろうか。
「紙媒体の創作配置屋です」と言えば印象が違うのかな…?
どんな仕事でもそうだが、世間が思う「カッコいい仕事」のイメージと現実とは、少なからず開きがあるケースが多い。そして恐らく、私の仕事の場合も…。
例えば、颯爽と世界を飛び回り、大きな取引を成立させる商社マン(という私のイメージ)に比べたら、フリーのグラフィックデザイナーなんぞ“地味”に尽きる。
仕事が立て込むと何日も徹夜で作業し、目が血走ったままでクライアント先に出向くし、食生活も乱れまくりで、時間の節約のために3食カップラーメンという日も決して珍しくない。
自宅で仕事をしているため、外出をしない日はヒゲも剃らずに昼夜トレーナーのままだし、散髪に行くヒマもないし髪は伸び放題、ジャマな前髪を左右に輪ゴムで縛っているのを忘れて回覧板を届けに来た隣人をビックリさせたりで、ちっともカッコよくない。
カテゴリ : 業務関連