さらば、ソニー

15年ほど前に中古で購入し、長らくサブモニターとして使用してきたソニー製の20インチCRTディスプレイ。
パソコン用モニターは液晶が当たり前の時代ではあるが、ことデザイン業界は「発色がキツく、しかも正しくない」のを理由に、未だブラウン管を使い続けているケースは少なくないし、かくいう私もそうだった。
だが、やはり奥行きのほとんどない液晶型の省スペース性は魅力で、4年前に2台のモニターをCRTから液晶に入れ替えた。だが、その後の処分に困った。
CRTモニターは家電リサイクルの対象にならないうえ、自治体も大型ゴミとして引き取ってくれない。中古モニター専門の引き取り業者に問い合わせるものの、どこも口を揃えて「ソニー製はお断り」。
保障期間の終了直後に故障する「ソニータイマー」なる言葉がある。都市伝説という扱いではあるが、自身も過去にソニー製のビデオデッキとカーステレオが2年ももたず御陀仏になって以来、現在まで続く「ソニー嫌い」である。
とはいえ、せっかく買ったのだからと使い続けていたら、これだけは「お役御免」の時まで稼働していた。おそらく、モニターという性質(構造)上、機械的な動作がほぼ皆無だったためだろう。
こうして行き場のないまま4年間も放ったらかしにしてきたものの、さすがに邪魔になってきたため、今さらながら「解体して分別ゴミとして出す」と一念発起した。
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